12月の誕生石 ラピスラズリ《マイナスをプラスに転じる愛の石》
プロローグ
12月の誕生石・ラピスラズリをご紹介します。
他には類を見ない、吸い込まれそうな濃紺色をしたラピスラズリ。
ラピスラズリはとても古くから「天空を象徴する聖なる石」として神聖視されてきました。
ラピスラズリは、邪気を払いのけて正しい判断力を高め、最高の幸運を呼び寄せてくれると信じられてきた最古のパワーストーンなのです。
ラピスラズリはこんな人にオススメです!
・潜在能力を引き出したい
・コミュニケーション能力を向上したい
・思考力、記憶力を向上したい
・アイデアやひらめきが欲しい
・心を晴れやかにしたい
・悩みやトラブルから守りたい
・高次元との繋がりを強化したい
・邪気除けしたい
・第6チャクラ(眉間)を活性化させたい
12月の誕生石 ラピスラズリ
ラピスラズリは12月の誕生石。
ターコイズやタンザナイトと並び、12月の誕生石のひとつに挙げられています。
ラピスラズリは、世界で最初にパワーストーンとして認識された石だと言われています。「星のきらめく天空の破片」と古代ローマの博物学者であるプリニウスがラピスラズリを言い表したように、夜空のように深いブルーときらめくパイライト(黄鉄鉱)に人々は宇宙との繋がりを感じていたのでしょう。
ラピスラズリの名前の由来と背景
ラピスラズリの名前は、石を意味するラテン語の「lapis(ラピス)」と青を意味するアラビア語の「lazuward」に由来しています。和名は「瑠璃(るり)」と呼ばれています。日本でも水晶と瑠璃が「幸運の守り石」として、人々に親しまれてきました。
ラピスラズリの歴史
ラピスラズリは、紀元前4千年前にはバダフシャーン(現在のアフガニスタン北東部とタジキスタン南西部にかけての一帯)の地域で既に採掘されていました。
装飾品として重宝されていたラピスラズリは、古代メソポタミア期にはバダフシャーンから地中海世界にまで運ばれていました。これはシルクロードを凌ぐ人類史上最古の長距離貿易だとされています。
地中海を越えてヨーロッパにもたらされると、月日が経過しても色あせない唯一の青色の顔料として用いられ、「ウルトラマリンブルー」(海を越えてきた青)と呼ばれました。
ラピスラズリを使った画家として有名なのが「真珠の耳飾りの少女」で有名なフェルメールがいます。青いターバンを巻いた少女の印象が強い絵画ですよね。彼のその鮮烈な色使いが、いつしか「フェルメール・ブルー」とも呼ばれるようになったのです。
古代エジプトでもラピスラズリをお守りとするような風習がありました。当時の埋蔵品の中にはラピスラズリを用いたものが多く見つかっています。これは古代エジプト人がラピスラズリのパワーとして「冥界へ導く力」があると考えていたからだと言われています。
古代ローマでは、恋人たちの愛と夢を守る石としても崇められた歴史も伝えられています。愛する人との幸せを運んでくれるのがラピスラズリなのかもしれませんね。
ラピスラズリの石言葉
ラピスラズリの石言葉として、「真実」「崇高」「幸運」「健康」「成功の保証」などがあります。
幸運の象徴ともされているラピスラズリですが、「健康」という石言葉があるように、視力を回復させ、心臓と脈拍の安定を促すパワーもあるとも信じられてきました。健康にも良い影響がある石ということで、古来より人々に親しまれてきたのかもしれません。
ラピスラズリの色の種類
ラピスラズリの色は複数のカラーバリエーションがあります。
インディゴブルー、ロイヤルブルー、ミッドナイトブルー、マリンブルーが代表的なラピスラズリのカラーです。
その中でももっとも価値が高いのは「深みがあり、ムラのないミディアム~ダークの青色」となり、紫みのある濃い青が、より価値が高いとされています。
ラピスラズリの作用・効果
《心身の浄化・邪気払い》
ラピスラズリの清らかなブルー・神聖なパワーによって、オーラを含む心身を浄化し、邪気を払う効果があります。邪気を遠ざける力もあるので、魔よけにも効果的。自身がクリアになることで、リセットされ心の平穏をもたらす力があります。
《潜在能力の開花・思考力強化》
ラピスラズリは第6(眉間)チャクラに働く力が高いため、インスピレーションや表現力、企画力、コミュニケーション能力の向上をサポートします。アイデアが欲しい方、勉強中の方、受験生、営業マンの方には、相性が◎。知性を高める力を与えてくれます。
また、心に迷いが生じた時には正しい判断力・直観力を授けてくれるので、現状を打破して目の前の課題から解放されるでしょう。
《ポジティブ・前向きさ》
ポジティブなエネルギーを増し、悩みやトラブルから解放する効果があります。引きこもり傾向や鬱(うつ)傾向の人の心を癒し、心を外界に向けて開放する力もラピスラズリは兼ね備えているのです。
ラピスラズリの産地
ラピスラズリの主な産地は、アフガニスタン、アルゼンチン、チリ、ロシアなど。
特に高品質のものは、アフガニスタンやアルゼンチンで採掘されていますが、現在は、紛争地帯であるアフガニスタン産のラピスラズリの流通は困難を極めており価格も高騰している状況です。
ラピスラズリに対応しているチャクラ
対応しているチャクラは、第5チャクラと第6チャクラです。
ラピスラズリの浄化/お手入れ方法
浄化・お手入れ法
鉱物データ
英名 | Lapis Lazuli |
和名 | 瑠璃(るり)・青金石(せいきんせき) |
分類 | ケイ酸塩鉱物(変成岩) |
化学式 | (Na,Ca)7-8(Al,Si)12(O,S)24[(SO4),Cl2,(OH)2]ラズライト(主成分)などが混合 |
色 | 瑠璃色(青色、紺色) |
モース硬度 | 5~5.5 |
石言葉 | 真実、崇高、幸運、健康、成功の保証 など |
主な産地 | アフガニスタン、アルゼンチン、チリ、ロシアなど |
エピローグ
12月の誕生石、ラピスラズリはいかがでしたでしょうか?
最強の幸運を引き寄せると言われる「ラピスラズリ」。
さらなる幸運をつかみたい時やチャレンジしたい時のお守りにピッタリです。眉間のチャクラ(第6チャクラ)に作用する力も高いので、直観力を研ぎ澄ませ、停滞を打ち破って前進したい時にもサポートしてくれます。
宇宙色でもある“藍色”のラピスラズリを身に着けて、宇宙を味方につけてみませんか。
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一般社団法人日本ジュエリー協会によって2021年12月20日に誕生石の改訂が行われたため、新しい石が各誕生石に加わっています。月によっては複数の誕生石が存在する月もあります。全種類を集めてみても良いですし、感性に従ってご自身に合いそうな石だけを揃えてみても良いでしょう。
誕生石は生涯を通じてご自分と縁があり、守護してくれる宝石です。一度ご自身の誕生石が象徴する意味をチェックしてみて、お守りとして身に着けてみてはいかがでしょうか。
石に力を貸して貰いながら、自分自身が「こうなりたい」と強く思う「意志」が希望を引き寄せる大きな力となります。 大切なのは「石」と自分の「意志」とのコラボレーションであると考えます。