目指したいのは、全てを受け止めて人に寄り添う、お月さまのような寛大な心
7月3日 AM04:17 に蟹座の位置で新月が起こります
蟹座を守護する惑星は「月」。水のエレメント(元素)を持ちます。

月も水も陰性の性質を持っており、女性性を象徴します
「受動的」「優しい」「穏やか」 「引く」 「ない」 「隠れている」 「静か」 「暗い」 「内向的」 「見えない」 などの性質が陰性の性質です。
月の示す象意
心、感情、母、母性、女性、看護、養育、住処(住環境)、故郷、やさしさ、おもいやり、胃、胸部、液体など。
月の本拠地「蟹座」での新月なので、月の持つ性質が拡大・倍増します
さらに、皆既日食を伴うスペシャルな新月です
皆既日食とは、月が太陽の前を横切るために、太陽の全てが月によって隠される現象です。
7月3日の皆既日食は日本では観測できませんが、7月3日の明け方(日本時間)に南太平洋~南米で皆既日食が観測できます。
皆既日食は変革・改革・逆転のタイミング
皆既日食では太陽がすっぽりと月に隠されて、一旦暗くなり、そしてまた太陽が現れて明るくなります。
闇の後には必ず夜明けが来るということを表します。
表現を変えると「死と誕生」「破壊と再生」「END&START」ということになります。
つまり、「何かを完全に終わらせて何かを始める」『変革・改革・逆転』というけじめの時になるでしょう。
それは、新しい自分に生まれ変わるために過去を終わらせて未来を始めるということ。
何を終わらせて何を始めるかは人それぞれ。
感情の大デトックス大会~現状打破へと繋がります
心・感情面・女性性・家庭などに関わるテーマが浮き彫りになりやすい
前述のように月も水も女性的な陰性の性質を持っています。
何を終わらせるかは人それぞれではありますが、蟹座の性質から、自らの心の奥にしまい込んでいる未浄化の「心や感情」に関わるトラウマ・カルマが浮上しやすくなります。
「隠れている」「見えない」も陰性の性質ですので、自らが見ようとして来なかった、又は見ることができなかった負の感情があふれ出すような状況や出来事が起こるかもしれません。
不安感、恐怖心、怒り、猜疑心、執着心、依存心、悲しみ、嘆き、寂しさ・・・などなど。
地球は光のエリアを目指しているので、これらの隠されたネガティブな感情はもうそろそろ解放しないとならない時期に来ています。暗いネガティブな感情を持ったままだと、この地球上で過ごしていくことがますます辛くきつくなって来ます。
この機会に湧き上がるネガティブ感情を解放しましょう。
まずは、その感情を封じ込めないで出してしまうことが感情の膿出しになり、解放へと繋がります。
その時に大切なことは、自分に「落ち着く」と言い聞かせながら、冷静な気持ちも同居させてみましょう。
その感情を他人や相手にぶつけるのではなく、噴き出してくるネガティブな感情を水に流すイメージを持って浄化すると良いと思います。
現状に厳しさや生きにくさを感じている方は、自らの心の在り方に原因があります。
現状を打破するためには感情や心の在り方を変えてみることが有効です。
日食あるいは月食の時は、地球上では大きな変化が起こりやすいと言われています。
そのために、大きな浄化&好転反応が様々な形で起こる可能性が大です。
陰性のエネルギーが強調される新月なので「水害」や「水難」など、水の被害も出やすくなります。
パートナーシップや人間関係のもつれが原因で感情のアンバランスが現れてくるかも・・・
自らの変化のきっかけは、パートナーシップからもたらされる
今回の蟹座新月は『自分自身』を表わす第1ハウスで起こります。
自分自身の内面と向き合わざる得なくなり、根源的な自分、素直な自分に回帰することを余儀なくされるでしょう。自分を取り繕うことが今後ますます困難になって行きます。
第1ハウスの向かい側には『パートナーシップ・対人』を表わす第7ハウスがあり、大きな影響力を持っています。
しかもその第7ハウスには「土星」と「冥王星」という手ごわい惑星が滞在しています。
土星は「困難や修行」を象徴し、冥王星は「死と誕生」「破壊と再生」という皆既日食と同じようなエネルギーを持っており、第1ハウスの真向かいから大きなプレッシャーを放っています。
過去の不必要な自分を手放して、未来に必要な自分を再生するために荒療治を仕掛けて来るでしょう。
土星と冥王星は不要なものを切り離す作用を持っており、ドラスティックな方法で現状打破を手伝います。
例えば、上司、同僚、先輩、配偶者、家族、彼氏、彼女、その他様々なパートナーからの強要、摩擦、圧力がかかることで、強制的に自らの感情や内面の弱さ、脆さ、不安定さに対してメスが入るような出来事があるかもしれません。
しかもその相手とはうまく行っていない、又は苦手意識のある相手である場合も想定されます。
結構きついことではありますが・・・。
このような出来事が起こったとしても、これも自分自身が変化するための有難いきっかけです。
憤慨すだけでは、あなたにとって何の成長にもなりません。
仮に腹が立っても、パートナーからの忠告を読み取り、また、パートナーの心を汲み取って、自分に対する気付きを得ることで「感情面」における大きな成長・変容・逆転をはかることが可能となります。
これは周囲に対して大きく心を開き、人に対する不信感、猜疑心、やっかみ、葛藤から解放されて、自分の本心を表現し、相手と本音で向き合って行けるようになるためのこと。そして、心を隠すことなく自信をもって歩んで行けるようになるための大切なプロセスです。
周囲とのしがらみから解放されて、鎧を外し「素直な自分」で生きて行くことができれば、こんな楽なことはありません。
女性性、家庭、母親、母性などに関するテーマも浮き彫りになりやすいのでお見逃しのないように・・・。
新月には願い事の宣言を!
新月を迎えた時間から48時間以内(最強は8時間以内)に願い事や目標を、自筆で紙に書いておくと叶いやすいといわれています。願い事の数は2つから10個までが妥当。「私は〇〇〇を達成しました。」のように、既に叶った時の形の肯定文で書くとよいそうです。
7月3日の新月はAM04:17に迎えます。皆さんもぜひ、8時間以内に願い事を書いてみてください。
8時間以内となると7月3日の12:16までです。
8時間以内に間に合わなかった場合は48時間以内でも大丈夫です。
その場合は、ボイドタイム(7月3日23:26〜7月4日12:19)は避けましょう。
ボイドタイム(VOID TIME)とは惑星のエネルギーを遮断してしまう時間帯のことです。
7月3日 蟹座新月皆既日食からのメッセージ
蟹座11度のサビアンシンボルは、「しかめっ面をするピエロ」
自分の本心を隠すのはもうやめよう。
自分の気持ちや感情を素直に表現してもいいのですよ。
でも、時には気分の悪いことも起こるよね。
そんな時は、ダイレクトに怒りを表すよりは、
その感情をコミカルに表現してみよう。
そうすれば周囲も和んで、共感を得ることができるんだ。
※7月3日 蟹座新月のサビアンシンボルの度数は11度です。
サビアンシンボルとは、ホロスコープの360度の丸い円の1度1度全ての意味のこと。