3月10日 (大安)02:48頃に乙女座20度で満月が起こります
特徴的な3つのポイント
・スーパームーンに近いパワフルな満月です⇒月と地球の距離がかなり接近します。
・同じ日に水星(乙女座の守護惑星)の逆行が終了し、全天体が順行に戻ります。
・グラウンディング&基礎固めが促されます。⇒「地」のエレメントの手厚いサポート
詳しくは後述します。
春分の日(3/20)に向けての調整~最終的な浄化と準備を万全にする
春分の日(宇宙元旦)から始まる新たなサイクルに移行するための、または、水瓶座(アクエリアス)の時代に適合して行くための・・・『総仕上げ』⇒確実な調整&浄化&基礎固めの満月になります。
春分は「太陽が牡羊座の位置に入る日」で占星術においては『宇宙元旦』とも呼ばれ、牡羊座から始まる12星座の新しいサイクルが始まることを意味します。
春分の日の近辺から、私たちを取り巻く潮流は大きく変わることでしょう。
コロナウィルスの鎮静化や世界経済の復興と安定を願わずにはいられません。
乙女座の特徴
守護惑星:水星
エレメント:地
属性:女性星座(陰性)
宮:柔軟宮
キーフレーズ:I analyze(私は分析する)
乙女座のテーマは・・・?
自らを整理整頓して不要を削ぎ落しシンプルになる⇒ピュアな自分との出会い⇒自らの再認識⇒社会での役割を自覚する⇒個を仕上げる
・調整⇒整理整頓・メンテナンス・軌道修正
・浄化⇒現実面の浄化・物質的な浄化(借金の返済なども重要)
・デトックス⇒肉体のデトックス・思考のデトックス
・責任感⇒自らの役目・役割の把握
・個の完成⇒社会で活きるための個性を完成させる
・柔軟性⇒考え方や行動パターンなどの変化・思い込みの解除
・謙虚・献身⇒人や社会に役立つ自分になる
乙女座満月を期に本当に必要なものだけを仕分けし、整理整頓そしてメンテナンスしましょう。滞っていた雑務やお金などの物質面に関することを片付けるにも絶好のタイミングです。無意識に溜め込んでいた肉体や心の疲労に気付き、心身のメンテナンスに着手し、デトックスに有効な食事、運動、生活習慣に切り替えましょう。さらに、乙女座は「人の役に立つ」ことを喜びとし、謙虚で献身的な愛情を持つ星座です。人や社会の役に立つ自分の役割は何なのか?を自らの内側に問いかけ、そのための確固たる『個』を完成させましょう。
これらのテーマを遂行させるために~自らを見極める
自らを見極めるには、外側に向いている意識を内側に向けることが必要です。個を完成させるためには「自分の個性」が何で、自分にとって大切なものは何なのか、自分は人や社会のために何ができるのか、役割な何なのか、ということを見極めなければなりません。
つまり「自分育成」という大学(最終段階)を卒業するのが乙女座での目的です。
社会に出る一歩手前の「自分育成」の総仕上げの段階です。
意識が外側に向いている時は人や周囲に惑わされたり、人やネット情報や社会通念に振り回されてしまいがちです。外部の人や情報に染まってしまっている状態です。自らの色を取り戻し自らを見極めるには、内面や心の奥に意識を合わせることが必須です。内面から沸き起こる思いが「本当に必要なもの」に気づかせてくれます。
意識を内側に向けるために必要なこと
・クリアリング⇒持ち物・家や部屋・チャクラ・オーラなどの浄化
・リリース⇒固定観念・不必要な縁(習慣、環境、職場、人間関係)
・静けさ⇒慌てずペースダウン・リラックス・落ち着き
・センタリング⇒ぶれない・太陽神経叢(第3チャクラ)の調整⇒自分を信じる
・グラウンディング⇒浮足立たない・第0、第1、第2チャクラの調整⇒潜在能力開花
乙女座の各要素がサポートします
「女性宮」⇒『内面』に意識を向きやすくしてくれます。
「地」のエレメント⇒『グラウンディング』をサポートします。
「水星」(守護惑星)⇒『浄化』と『円滑な流れ』をサポートします。
「分析力」⇒自らの『仕分け』を容易にします。
「柔軟性」⇒『変化』を容易にします。
スーパームーン・全天体の順行・グラウンディング&基礎固め
スーパームーンに準じる大きな満月
スーパームーンは月と地球の距離が近くなることで、通常よりも一際大きく見える満月のこと。スーパームーンの時は、満月の光がダイレクトに届くので満月から受けるパワーも大きくなります。その影響は満月の前後にも反映されます。
今回の満月は、地球にかなり接近している満月なので、スパームーンに近いパワーを持っています。満月なので、もちろん浄化やリリース(手放し)のパワーが増大します。因みに、正式なスーパームーンは来月(4月8日)の天秤座満月です。
好転反応(解毒のための一時的な悪化現象)や眠気に襲われる人も多い筈です。
水星逆行の終了とともに全天体が順行へ
乙女座満月の約10時間後の3月10日12:50頃には10天体のうち、唯一逆行していた水星が逆行を終了し、全天体が順行に戻ります。水星は乙女座の支配惑星なので、乙女座はますます勢いをつけます。この満月を境にこれまでせき止められていた流れが開放されてぐっと勢いを増して行くことになります。
水星の逆行中は、コミュニケーション、会話、社交、交通網、ネットワーク、通信、流通、神経、思考面などに支障が出やすい状態でありましたが、これらの支障はよくなるための好転反応と捉え、正すべき部分は修正して、今後のスムーズな流れにうまく乗れるように軌道修正を行いましょう。
3月10日~4月25日までは全天体が順行しますが、それ以降は年内での全天体順行期間はありません。全天体とは、太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の10天体のことです。
全天体の順行期間中は、未来へと進むエネルギーが加速しやすく、願いや意志が具現化しやすいといわれており、新たな方向性に向けての変化もさらにパワフルに進み始めます。様々な問題が解決し始め、ここしばらく停滞していたこともスムーズに進むようになるでしょう。
しかし、天体の逆行の開始時と終了時の前後は「留(りゅう)」と呼ばれる、留め置かれるようなエネルギーとなり、不具合が出やすい状態になるので注意が必要です。
そのような状態が起こったとしても、「留」の影響と認識して慌てずに落ちついて対処しましょう。
「地」のエレメントの強力なタッグ~基礎固めをしっかりとする
火星、木星、土星、冥王星の4惑星が山羊座に滞在中です。山羊座も乙女座も同じ「地」のエレメントを持っています。山羊座は乙女座の満月とは120度(トライン)という暖かい角度で調和しています。120度(トライン)はお互いが同じエレメントを持つ角度で、敵対することなく、緊張感もつことなく、リラックスして調和して協力し合える角度です。
さらに、山羊座を支配する惑星はグラウンディングの象徴「土星」。土星は土台、基礎、基盤、ベースをサポートするので、徹底的な地固めをサポートしてくれるでしょう。何度もお伝えしてきましたが、地固めができてこその変化や変革、次元上昇です。足元がぐらついているようでは、変化・変容は容易ではありません。
全体的な惑星の配置をみても、月は乙女座(地のエレメント)、火星、木星、土星、冥王星は山羊座(地のエレメント)、金星と天王星は牡牛座(地のエレメント)にそれぞれ滞在しているので、合計7つの星が地のエレメントの星座に滞在していることになります。
徹底的に基盤を固めて、しっかりと身支度を整えなさいと言われているようで、身が引き締まる思いです。ただ、惑星の配置が調和的な暖かい配置なので、無理なく足固めの波に乗れそうです。
乙女座の月が働きやすいように、その他の惑星が全力でタッグを組んでサポート体制を組んでいるような配置でもあるので、自分自身の基礎をしっかりと固めた(つまりグラウンディング)上で、整理整頓と調整を念入りに行いなさいという宇宙の意志を感じます。新たな時代を迎え、そのエネルギーに順応し円滑に人生を進めて行くためには、確固たる自らの基礎が必要で、何事も一歩一歩着実に取り組む姿勢が大切だからです。
乙女座20度のサビアンシンボルは「キャラバン車」
まず、20度という度数は「外部からの影響に左右されない」ということを示します。個を確立してぶれないということ。センタリングや太陽神経叢(第3チャクラ)の強化にも通じるテーマです。これはあらゆる星座の20度に共通の意味です。
※サビアンシンボルとは、「12星座」と「ホロスコープ(360度の丸い円)」の1度1度全ての意味から割り出すメッセージのこと。
「キャラバン車」は多様性・バラエティ・協調性・調和・実践を象徴
キャラバンを組むとは、さまざまな人々や荷運びの動物達が力を合わせて、次なる目的地を目指すための「隊」を組むこと。
「キャラバン車」は、様々な人がこれまで得た経験やスキルを持ち合って、新しい理想的な場を探し求めていく様子を表しています。
多様性を受け入れ、バラバラだった個性を協調させて、ともに前進することです。
「キャラバン車」は、適材適所でそれぞれの役割を分担し、人々や環境と協調・調和してひとつにまとまり進むことで、まだ見ぬ目的地にたどり着ける、ひとりの力では成し遂げられないことも可能になる、ということを物語っています。
驚くことに、ちょうど昨夜(3/8)TV(テレビ朝日開局60周年記念番組)で放送していた「天空のヒマラヤ部族 決死の密着取材150日間」がまさしく「キャラバン車」そのものでした。かの有名な「ナスD(テレ朝ディレクター)」を中心とする取材班が5000M級の厳寒のヒマラヤの山々をキャラバンを組んで、ヒマラヤの奥深い辺境の高地に住む人々を取材したドキュメンタリーです。あり得ないような厳しい寒さと空気の薄さの中で人知を超えるような天空の山々を辿る取材を、日本人スタッフ、ネバール人シェルパたち、そしてヤクなどの動物たち皆の力を合わせて敢行。・・・そしてたどり着いた「天空のヒマラヤ部族の村」。過酷な環境に逆らうことなく調和して生きる、天空の山に暮らすヒマラヤ部族の人々の素直さと朗らかさと満ち足りている様子が印象的でした。
「キャラバン車」は❝アクエリアスの時代❞の在り方を示している
アクエリアス(水瓶座)の時代は、地球上が人種、宗教、国籍、性別、文化を超越してワンネス(一体)となって行く時代でもあります。あらゆる個性を持った人々を融合して、ひとりひとりの実力を活かし、それぞれが個性を保ったまま協力し合う総合力、調和力の時代です。自分の個性を活かし、グループや社会全体に役立てる時代でもあります。「多様性の中の統一」がキーワードです。
乙女座20度の満月は、アクエリアス(水瓶座)の時代に向けての最終的な調整のエネルギーを送ってくれているように痛感します。周囲と連携してよりよい未来を創っていくための「個」の認識と調整が問われています。
調和を乱さずに自らの役割をしっかりと生きる。そして確実に前進する。
さて、あなたは「キャラバン隊」の一員になれるでしょうか・・・?
満月にも願い事の宣言を!
満月を過ぎて新月に向かうまでの期間は、月が欠けていくのと同じように、手放したり削ぎ落すための策を積極的に進めると良い時期です。
なので、満月の日におすすめの願い事は、手放しやリリースについての決意表明です。
手放しやリリースするものは、不必要な習慣・人間関係・モノ・考え方・生活スタイル・トラウマ・環境・体重など。心身やオーラの浄化にも適しています。
満月を迎えた時間から48時間以内(最強は8時間以内)に決意や願い事を、自筆で紙に書いておくと叶いやすいといわれています。決意や願い事の数は2つから10個までが妥当。「私は〇〇〇を手放しました。」「私は〇〇〇を辞めました。」のように、既に叶った時の形の肯定文で書くとよいそうです。
ボイドタイム(VOID TIME)に注意
ボイドタイム(VOID TIME)とは惑星のエネルギーを遮断してしまう時間帯のことです。
満月の時間は3月10日02:48です。
皆さんもぜひ、8時間以内に決意や願い事を書いてみてください。
8時間以内となると3月10日の10:47までです。
8時間以内に間に合わなかった場合は48時間以内でも大丈夫です。
その場合は、ボイドタイム(3月10日17:33 ~ 3月10日19:04)は避けましょう。
長い文章を最後までお読み頂き、ありがとうございました。