忌野清志郎の『サマータイム・ブルース』は今、より一層その価値を深めている。。。

『サマータイム・ブルース』はRCサクセションの“原発反対”ソング

『サマータイム・ブルース』は1988年の終戦記念日(8月15日)にリリースされた、RCサクセションの楽曲で、ヴォーカルの忌野清志郎が洋楽のヒット曲に日本語の歌詞をつけて歌っています。原子力発電の問題が歌われており、反核・反原発という内容から、当時、この曲の発売に際しては様々な圧力がかかりました。紆余曲折あって発売にまではこぎつけたものの、某FM局でのオンエアを禁止にされた経緯もありました。そのことに腹を立てた忌野清志郎が「夜のヒットスタジオ(歌番組)」の生放送本番で、歌詞の内容を某FM局への暴言に変えて歌ってしまったという事件もありました。そして、この大騒動ののち、1991年にはRCサクセションが活動を休止します。

『サマータイム・ブルース』はかなり直接的に原発反対を掲げた歌ですが、RCサクセションは、それまでは政治的なメッセージを大きく掲げているバンドではなかったそうです。

のちに、忌野清志郎は「ロッキング・オン・ジャパン」(1999年11月号)に掲載のインタビュー記事に以下のように語っています。

「若者とかサラリーマンとか世の中の人達がさ、『政治家が勝手にやってんだから口も出せないし、関係ないや!』って諦めてる感じがしちゃったの。とりわけ若者が、昔の若者みたいにもうちょっとだけでも政治に興味を持った方が健全なんじゃないかと思ったわけ」

忌野清志郎というと、派手な衣装とメークで身を包んで全身全霊で歌う姿が印象的です。あの華奢な身体からは想像できない、もの凄いパワーとオーラが強烈なスパークを放っていました。一方で、その甘くせつない声とチャーミングな表情には唯一無二の魅力があります。私も大好きなアーティストの一人です。

個人的には、『サマータイム・ブルース』を歌う忌野清志郎は、「お願いだから、こんな危険なものは地球上でこれ以上稼働させないで~。いろいろなものが壊れてしまうよ~。」と魂の奥底から心を震わせている天使のように見えました。

2011年の東日本大震災から丸9年が経ちました

『サマータイム・ブルース』は福島原発事故の23年も前にリリースされた曲です。

残念ながら、忌野清志郎さんは2009年5月2日に58歳で他界されましたが、今なお、天界より日本を案じてメッセージを送ってくれているような気がします。

福島原発事故の直後には、国中で節電に取り組みました。
しかし、それも束の間のことで、今なお節電を意識して生活している人はどれ位いらっしゃるのでしょうか?

現在はコロナウィルスの影響で、市場からマスクやトイレットペーパーなどの紙類が購入しにくい状況が続いています。

モノが溢れ、便利になり過ぎたこの2020年の日本で私たちにできること。
それは、改めて電気や紙のありがたさを噛みしめて、天然資源を無駄遣いすることなく、皆で共有して大切にしていくことなのではないでしょうか?

RCサクセション『サマータイム・ブルース』動画&歌詞はコチラから(Uta-Net.com)

 


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