
11月の誕生石 シトリン《太陽を象徴し、富や幸運を運んでくれる》
プロローグ
こんにちは!
今月は11月の誕生石「シトリン」についてご紹介します。
シトリンは黄色の水晶で太陽を象徴し、幸福のジェムストーンとして重宝されてきました。持ち主にポジティブなパワーを与え、心を明るく照らす石として親しまれ、現代でも黄金色の輝きを放つことから「富や幸運を運んでくる石」として人気が高い石です。西洋では商売繁盛、東洋では財運をもたらす効果があると言い伝えられています。
また古くは、病気を治す目的でも使用され、毒虫などの解毒作用、消化を助ける、伝染病やうつ病、糖尿病、肌荒れなど、様々な治療に効果があると信じられ大切にされてきました。
クリスタル療法では、シトリンは精神的な能力を刺激し、創造性や直観力・自信を高めるのに効果的だと考えられています。
シトリンはこんな人にオススメです!
・仕事運を高めたい
・金運/貯蓄運を高めたい
・人間関係を円滑にしたい
・周囲に振り回されたくない
・リーダーシップを発揮したい
・明るくポジティブになりたい
・自己のアイデンティティをしっかりと持ちたい
・自信/勇気を高めたい
・リラックスしたい
・災いを跳ね除けたい人
11月の誕生石 シトリン
シトリンは11月の誕生石。
黄色~オレンジ色に発色する水晶(クォーツ)の仲間です。
太陽のような明るいパワーで持ち主に希望や喜びをもたらしてくれます。
シトリンは、結婚5年目の木婚式に贈る石としても知られています。
地中深くに結晶したアメジストがマグマなどによる熱干渉を受けて黄色く変化した場合と、水晶に微量の放射線が加わって黄色く変化した場合があります。
そのため現在では、その原理を利用して、アメジストを人工的に加熱して加工されたシトリンが出回っているのが通常となりました。現実的には天然のナチュラルシトリンと呼ばれるものは非常に希少なため、加熱シトリンが多く作られるようになったと思われます。
シトリンの名前の由来と背景
シトリンの語源は、フランス語の「citron(シトロン)」が由来しています。インド原産の柑橘種「シトロン」(ミカン科ミカン属の常緑低木樹)に見た目が似ていることから、シトリンと名付けられたようです。
皆さんも聞き馴染みのある「citrus(シトラス)」は「柑橘類」全般を指す言葉となります。
和名では見た目の通り「黄水晶(きずいしょう)」と呼ばれています。
シトリンの歴史
シトリンの歴史はとても古く、古くから宝石として重宝されてきました。特に、ビクトリア朝時代のペンダントやブローチにはシトリンがあしらわれているものが多く存在しています。また中世ヨーロッパでは「トパーズ」にそっくりだったために、シトリンはトパーズと呼ばれ、上流階級の人々に愛されていたと伝えられています。因みにシトリンとトパーズは全く違うストーンなので、お気を付けくださいね。
※トパーズも11月の誕生石です。
シトリンの石言葉
シトリンの石言葉は「繁栄」「成功」「富」「幸福」「希望」「友情」「輝き」「社交性」「自信」「生命力」など。
どれも欲しくなるパワーですね。
シトリンの色の種類
一般的には、黄色~オレンジ色のシトリンが多く流通しています。
天然のナチュラルシトリンの中には淡いベージュや薄茶色、淡いレモンイエローのものも含まれます。
また、兄弟石として黄色と紫色が混じっている「アメトリン」というストーンがあります。アメジストとシトリンが混ざっている石で「アメトリン」と呼ばれています。
アメジストを加熱して作られたアメトリンも出回っていますが、天然のアメトリンも採掘されています。
シトリンの作用・効果
《希望、喜び、積極性を育む》
太陽のような明るいエネルギーでネガティブな感情を晴らし、明るい気持ちをもたらす。希望や喜びといったポジティブな感情が拡大し積極的にもなれる。
生真面目な人が自らの殻を破り、自由な発想ができるように導く。
シトリンを持つことで、自然と笑顔が増えアクティブに活動することができるようになるでしょう。
《外部からのストレス軽減》
自らの中心軸を支え、周囲に振り回されることを防ぐことで、不必要な動きや悩みから解放されストレスが軽減される。
《緊張の緩和・リラックス》
周囲に対しての警戒心を防ぐことで、保身の意識を軽減し、緊張を緩和しリラックスへと導く。気持ちや肩、身体の力が抜けて、本来自分が持っている素質をのびのびと発揮することができ、新しいチャンスや良き運が引き寄せられる。
肩や背中のこわばりが改善することも期待できる。
《自律神経の調整》
太陽神経叢に作用し、自律神経のバランスを整える。心地よい睡眠や消化器の働きを改善する。
《自己意識の確立・自信》
周囲の目を気にすることなく、自分というアイデンティティをしっかりと持てるように導く。自らの内側の深い考えやなりたい自分がよくわかるようになる。
自分を信頼できるようになり、自信をもって行動できるようになる。
《金運・仕事運の上昇》
黄色は太陽の色で、金色に次ぐラッキーカラーという考え方から、金運やビジネス運に有効とされる。これから新しく仕事を始めようとしている人や事業拡大を考えている人、転職を考えている人などは、ラッキーストーンとしてシトリンを持ってみてはいかがでしょうか。
シトリンは多くのビジネスマンや経営者、芸能関係の人々に愛用されています。
《人間関係の円滑化》
自信や積極性を高めるので、自らの意見をしっかり主張できるようになり、人間関係をがスムーズになる。
シトリンを持つと、恋愛面においても自分に自信を持てるようになるので、積極的にアプローチすることができ、新しい恋や素敵なパートナーを引き寄せられるかもしれません。
《センタリングの強化》
シトリンは第3チャクラ(みぞおち)に作用し、ぶれない自分軸をサポートします。センタリングとは、肉体・精神・感情がバランスよく統合されている状態。意識が外部に引っ張られることなく自己の中心にあり、自分自身としっかりと繋がっている状態でもあります。
センタリングについての記事はコチラ
シトリンの産地
シトリンの主な産地は、ブラジル・チリ・ウルグアイ・マダガスカルです。
その他にも、アメリカ・スコットランド・スペイン・フランス・ベトナム・メキシコ・ロシアでも採掘されています。
世界の各地で採掘されていますが、特にブラジル産のシトリンは世界最高級の品質であると称されています。
シトリンに対応しているチャクラ
シトリンは、第3チャクラに対応しています。
シトリンの浄化/お手入れ方法
浄化・お手入れ法

シトリンは、モース硬度7と比較的高度が高く傷がつきにくいものの衝撃には強くありません。シトリンよりも硬いダイヤモンドやサファイア、ルビーのような宝石にぶつかると傷がついてしまうことがあるようで、要注意です。
皮脂汚れなどが気になる際には、水で優しく洗い柔らかい布で拭き取るのがおすすめです。
鉱物データ
英名 | Citrine Quartz |
和名 | 黄水晶(きすいしょう) |
分類 | 酸化鉱物 |
化学式 | SiO2 |
色 | 淡黄、黄、黄褐色、橙色、茶色 |
モース硬度 | 7 |
石言葉 |
繁栄、成功、富、幸福、希望、友情、輝き、自信、など |
主な産地 | ブラジル、チリ、ウルグアイ、マダガスカルなど |
エピローグ
11月の誕生石、シトリンはいかがでしたでしょうか?
金運や仕事運UPは勿論のこと、ポジティブになりたい人、ストレスを軽減して自信を高めたい人、センタリングを強化したい人、消化器の健康が気になる人にはシトリンがお勧めです。
シトリンはどっちみち明るい陽の氣を強化する石。
心が暗くなりがちな人や運気が低迷している人、人の影響に引っ張られがちで自己主張が苦手な遠慮気味の人、そして父親との関係性の修復にもシトリンは力を貸してくれます。
また、11月生まれの人にシトリンを贈ることは「あなたの幸せを願っている」という意味が込められているらしいですよ!ぜひ身近な11月生まれの人に贈ってみてはいかがでしょうか。
次回の誕生石は、12月・ターコイズです!お楽しみに!
オススメのシトリンはこちら
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一般社団法人日本ジュエリー協会によって2021年12月20日に誕生石の改訂が行われたため、新しい石が各誕生石に加わっています。月によっては複数の誕生石が存在する月もあります。全種類を集めてみても良いですし、感性に従ってご自身に合いそうな石だけを揃えてみても良いでしょう。
誕生石は生涯を通じてご自分と縁があり、守護してくれる宝石です。一度ご自身の誕生石が象徴する意味をチェックしてみて、お守りとして身に着けてみてはいかがでしょうか。
石に力を貸して貰いながら、自分自身が「こうなりたい」と強く思う「意志」が希望を引き寄せる大きな力となります。 大切なのは「石」と自分の「意志」とのコラボレーションであると考えます。