大地に雨が降り、川に流れ、海に注ぎ、やがてその海の水が
蒸発して雲となり、雨となって、また大地に降り注ぐ。
「循環」、「巡り」もまた、宇宙の法則のひとつ。
雨の循環と同じように、人間のあり方も地球に反映され、
地球のあり方が人間に返って来ます。
人間の言動や行いや気持ちも、自分から出たものは全て、 良いことも、悪いことも・・・巡り巡って自分に返って来ます。
特に、言葉は実世界に対しての実力を持ちます。言葉は誰もが持てる宝物。
良い言葉は自分に返り、地球を平穏に導きます。喜びがあるところには、喜びがやって来ます。世を悪く思うことは自分自身を悪く思うこと。世間や他人を恨むことは自分自身を恨むこと。大自然の息吹にふれ、生かされていることを喜べば、他を思いやる気持ちが生まれ、穏やかな意識で過ごせるようになります。
循環(MEGURI)
「循環」とは、 物事が一ヶ所にとどまらずに巡る状態、または、
姿を変えながらも本質は存在し続けるという在り方。
例えば自然界における「水」は循環しながら、氷→水→水蒸気と姿を変えますが、水であるという根本は変わりません。
人間も本質は変わることなく、自然や宇宙のリズムに合うように自らのエネルギーや思考パターンを変えて行くことで、抵抗がなくなり、より楽に、より良く生きていくことができるのです。
頑固に自らの扉を閉めていては何も変わりません。柔軟性をもってしなやかに変化して行くことが大切です。水や風のように、とどまらないことも重要です。とどまっていたら淀みます。とどまっていたら循環しません。
まずは、自らの手足をのびのびと伸ばして、そして、進みましょう。
どんな困難や壁が待ち受けていても、未来に向かって一歩でも動きましょう。
自分に吹く風は自分自身でおこすもの。歩く、行動する、調べてみる、言葉を発する、人と会う・・・
何か行動を起こせば、そこから巡りのメカニズムが起こります。