西暦2000年代以降、地球はアクエリアス(水瓶座)の時代に入っております。
地球は2000年ごとのサイクルでひとつの変革期を迎え、人類は新しい時代を築くことを余儀なくされます。
宇宙は常に動いており、その中での地球が新しい運行領域(フォトン・ベルト)に入って行くことや、他の惑星からの影響により地球のシフト・チェンジが起こります。
地球の次元上昇(アセンション)は宇宙と地球のかかわりの中での事です。
アクエリアスの時代は人類の精神性が磨かれる時代とも言われています
過去2000間年の時代はイエス・キリスト生誕(西暦の始まり)を起点としており、
パイシス(魚座)の時代でありました。魚座の時代は、キリスト教が“愛”という理想を示し、献身(自己犠牲)と理想主義を文明にもたらしました。
キリストが十字刑に処されて犠牲(いけにえ)になることによって、世の中が平和になり、そして、唯一神であるイエス・キリストを崇拝することで人民も救われるという、ある意味、他力本願的な教えです。
世界では様々な国家や宗教、政党、企業などが発生して、自分が所属するグループや自らが崇拝する人やトップに対しては忠実であるという献身的な態度がよしとされ、異なる理想や価値観を持つもの同士は敵対し、排他的に競争してせめぎ合って来た時代でした。
このことによって世界の国家や宗教、経済、学問、テクノロジーなどが発展を遂げたので、地球の文明にとっては必要な手続きでもありました。他人、他国には負けたくない、勝ちたい、上を目指したいという人間の意識が競争を生みました。バイシス(魚座)の時代は物質文明が大きく進化を遂げた時代でした。
日本においては、天照大神が天岩戸(アマノイワト)に隠れてこの世が真っ暗闇になったという古事記の神話で象徴されています。
天照大神を天岩戸から出すために、神々が結集して相談して行った方策はこうでした。
岩戸の前で天宇受賣命(アメノウズメ)に胸や陰部もあらわにして躍らせ、八百万(ヤオヨロズ)の神が一斉に大笑いをしたところ、この声を聴いた天照大神は何事だろうと天岩戸の扉を少し開け、「自分が岩戸に篭って闇になっているというのに、なぜ、アメノウズメは楽しそうに舞い、八百万の神は笑っているのか」と問いました。
「貴方様より貴い神が表れたので、それを喜んでいるのです」と答えると、天児屋命(アメノコヤネノミコト)と太玉命(フトタマノミコト)が天照大神の前に鏡を差し出しました。鏡に写る自分の姿がその貴い神だと思った天照大神が、その姿をもっとよくみようと岩戸をさらに開けたとき、隠れていた天手力雄神(アメノタヂカラオ)がその手を取って岩戸の外へ引きずり出しました。
この神話は、鏡を使って天照大御神をだまし(嘘)、天手力雄神(アメノタヂカラオ)が岩戸の外へ力づく(権力)で引きずり出した、という嘘と権力がまかり通った魚座型の世を象徴しております。
では、アクエリアス(水瓶座)の時代とはどのような時代でしょうか?
それは水が象徴する、透明なクリスタル(水晶)の様な美しい世界。全てがガラス張りの、嘘、偽りのない真実の世です。みせかけではない本質が現れる時代です。
自分自身に置き換えても同じです。自分自身に嘘をついている、無理のある生き方はますます苦しくなって来ます。自分の本質に見合った生き方、暮らし方が問われます。
それには、自分の心(内側)の声に気付いて生きて行く、直観に従って生きて行くことが大切です。答えを外部に求めて、他人の価値観や意見に依存して選択する時代はもう時代遅れです。自分をより良く見せようとする外見にこだわったやり方を改め、うまくできなくても、失敗しても、かっこ悪くても、自分らしく自然体で生きて行くことが真の自分の能力を発揮する近道となります。幸いなことに、地球に及ぶエネルギーはより、柔らかく、濃密になって行くので、ますます直観を得やすい環境が用意されています。自信をもって自らの直観を信頼しても大丈夫です。
アクエリアス(水瓶座)の時代は、地球上の人種、宗教、国籍、性別、文化を超越してワンネス(一体)となって行く時代でもあります。あらゆる個性を持った人々を融合して、ひとりひとりの実力を活かし、それぞれが個性を保ったまま協力し合う総合力、調和力の時代です。自分の個性を活かし、グループや社会全体に役立てる時代でもあります。
「多様性の中の統一」がキーワードです。ロンドン五輪においても日本選手の団体力、調和力が素晴らしく目立っていましたね。
バイシス(魚座)の時代が象徴する、権威主義、競争原理、支配(縦社会)が崩れて、水瓶座が象徴する、個性尊重、平等、連帯、交流、コミュニケーション(横社会)へと大きく変化、転換されつつあります。
ピラミッド構造の仕組みから球体(総合、調和的、平和的)の仕組みへとシフトします。
個人も, 組織も、社会も、国家も、地球も・・・。
西暦2000年を境に地球の文明の転換期がもうすでに訪れています。今までのやり方では、もはややって行けない時代に入っています。人間ひとりひとりの意識改革が必要です。
新時代には、新時代に見合った「岩戸開き」が必要です。
それは、人間ひとりひとりが自らに嘘、偽りなく生きて、自分自身のマイナス要素や闇を削ぎ落として、光の存在になることによって実現されます。
ひとりひとりの内面(内なる神)が光輝くことこそが「真の岩戸開き」になるのです。