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新元号「令和」に想うこと。天・地・人「和を以って貴しとなす」調和の時代へ

令和(れいわ)の奥に潜む意味を考えてみました

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「令和」。。。とても素敵な元号に決まりましたね。

漢字で表すと、身が引き締まるような趣(おもむき)がありますが、

「れいわ」。。。ひらがなで書くと、やさしさと柔和さ、麗しさを感じます。

かねてから『和』が入ると良いなと思っていたので、嬉しいです。

アクエリアス(水瓶座)の時代が象徴する「女性原理」にふさわしい、美しい響きを持つ新元号。

「令和」の時代が、この世の全てとって優しく美しく愛にあふれた時代になるといいですね。

和(わ)とは・・・?

仲よくすること。
互いに相手を大切にし、協力し合う関係にあること。
調和のとれていること。

「和」はまた、日本を表す古称でもあります

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現在でも、和風、和食、和服などの言葉に「和」が使用されておりますね。

まだ日本の国に名前がなかった頃、中国や朝鮮では日本のことを倭(わ)と呼んでおりました。国名を「日本」と制定する7世紀末~8世紀初頭頃までは、国内でも「倭(わ)」又は「倭国(わこく)と自称していたようです。

後に、倭(わ)と同音の「和(わ)」の字に「大」を冠して、日本国の別名として「大和(やまと)」が使用されるようになりました。

いにしえの時代より、日本国は「わ」の国であったわけです。

「和」という漢字には「わ」以外にも様々な読み方があります

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和む(なごむ)・・・なごやかになる。静かになる。
和らぐ(やわらぐ)・・・穏やかになる。平和になる。
和ぶ(にきぶ)・・・安らかにくつろぐ。なれ親しむ。うちとける。

和ぶという言葉は、現代ではあまり馴染がない言葉かと思いますが、「和(にき)」は12世紀以降は「にぎ」と呼ばれるようになり、やわらかな、しなやかな、穏やかな という意味を持つようになりました。

使用例としては・・・
和魂(にぎみたま)又は(にきたま)・・・「柔和な徳を備えた神霊」を指す言葉で、神の優しく平和的な側面の魂のこと。
因みに「和魂」と対になっている、神の荒々しい側面の魂のことは「荒魂(あらみたま」と呼びます。
同じ名前の神様なのに、「和魂」と「荒魂」両方のお社が建立されている場合がありますね。皆様も神社参拝の折に見たことがあると思います。
神様の世界にも陰陽関係が成立している訳です。

令(れい)とは・・・?

命ずる。
立派な。
清らかで美しい。
良い。

使用例としては、
令聞(れいぶん)・・・よい評判。立派な人望。
令嬢・令息(れいじょう・れいそく)・・・家柄や身分、地位の高い人の娘や息子。他者の娘や息子を敬って言う言葉 。
皆令満足(かいりょうまんぞく)・・・仏が慈悲の心で衆生の願いをすべて叶え、満足させること

今回万葉集より引用された「令月」とは「 何事をするにもよい月」「めでたい月」を指す言葉で、陰暦2月の異称。

「令」という漢字の成り立ちは

「頭上に頂く冠の象形」と「ひざまずく人」の象形文字から生まれた漢字です。
元々は、人がひざまずいて神意を聞く事を意味した文字で、
そこから、「命ずる」を意味する「令」という漢字が成り立ちました。

令という文字から連想する言葉としては「命令」という言葉がまず浮かびます。
現代で使用されている「命令」は「上位のものから下位のものに言い渡す」という意味を持ちますが、
元来の意味は「神仏が人々に向けてのメッセージを授ける」といった意味だったのかもしれません。

そのように考えると『令和』は、神仏が現代の人々に対して「そろそろ皆仲良く、平和な世を築く時が来ましたよ」という神意を込めて授けた元号のようにも感じます。

「れい」も「わ」も・・・〇(まる・えん)を象徴します

「れい」を言霊(ことだま)で捉えてみると、光・高次のエネルギー・輪(わ)などが見えてくる

RAY(れい)・・・英語で「光線」を表す。

Lei(れい)・・・ハワイ語で「花輪」を表す。
Leiは、親愛・絆・愛する人という意味を持ち、ハワイではレイ(植物などを繋いで作ったネックレス)を祝福や感謝とともに相手に送る習慣がある。レイは「出会いに感謝する」「繋がりを大切にする」という意味も持つ。
ハワイの人々は、植物には自然界の精霊が宿るとして、古くより神事の時にはレイを身につけて神様に踊りを捧げておりました。

靈(れい)・・・霊の旧字で「魂」「崇高なエネルギー」「宇宙や自然界の高次のエネルギー」を表す。

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「靈」という漢字は、「雨」と「口口口」と「巫」という文字から成り立っています。雨(天)の下に巫女(みこ)が3つの口を開いて雨を受け取っている様子です。
天は「あま」や「あめ」とも発音できることから、雨=天を表しており、3つの口とは、肉体の入口、心の入口、魂の入口、それぞれの調和=三位一体を表しております。
巫女が天(神・宇宙・自然)からのエネルギーやメッセージをエネルギーとして受け取っていることを示していることになります。

0(レイ)・・・数字のゼロ 形は〇(丸・円・輪)

そして、もちろん「わ」⇒「和」「輪」「環」=〇(丸・円)を意味します

〇=丸い形は円満や調和、バランス、ハーモニー、柔らかさ、穏やかさ、温かさをイメージさせます。

「わ」とは円満な関係を繋いでいくこと。ハワイ語の「Lei」とも意味が重なります。

和を以って貴しとなす

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聖徳太子が西暦604年に「十七条憲法」第一条に唱えた言葉です。
人々はお互いに協力・強調・調和していくことが最も尊いという教えです。

「和」の精神とは、自分にも人にも正直に、正しきも間違いも認め合い、
理解し合い、尊重し合い、活かし合うということ。

「令和」の心とは・・・?

大いなる神の思い、宇宙の意志、自然の恵みを人々が受け取り、
お互いを傷つけることなく、皆仲よくすること。
互いに相手を大切にし、協力し合う関係にあること。
そして、調和のとれた平和な世の中を国民一丸となって創っていくこと。
個人個人を尊重し、それぞれの力をあわせて、さらに素晴らしいものを生み出して行くこと。

相手を大切にするとは、「人」対「人」、「人」対「天」、「人」対「地」、「人」対「空」・・・というように、この世の全てのものを大切に思う心が尊いものであり、そこに皆がともに協力して円満に過ごす極意があるのではないでしょうか。

まさに、和を以って貴しとなすの心です。

これこそが「令和」の時代に課せられた日本国民へのミッションなのかもしれません。

日本国は、なごやかで穏やか、しなやかで親しみやすい、そんな国民を育んできた国家です。
日本国民は、互いに相手を大切にし、協力し合う関係を重んじる民です。

聖徳太子の時代から悠久の時を経て、また巡って来た、日本(和)の民だからこそ成し得る、そして世界のお手本(ひな形)となる大いなるミッションです。

万葉の時代の心も忘れてはなりません

ご存知の通り、「令和」は万葉集を出典としています。

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万葉の時代は人々が自然とともに生きていた時代でありました。
人々は自然を敬い、山には山の神、川には川の神がいると信じ、万葉集には自然を賛美する歌が豊かに詠み込まれています。

これからの人々が和すべきものには「自然」もあります。
自然を尊重し、自然を傷つけることなく、自然と仲よくし、生かしてもらっている恵みに感謝をすること。
大自然との調和もまた、この世の調和には不可欠です。。。

まずは、ご自身の身近な自然に目や耳や意識を傾けてみてはいかがでしょうか?
自然はいつでも、人にとっての偉大なる教師です。
あなた自身の調和のために、自然界からのメッセージを受け取ることができるでしょう。。。

天・地・人との三位一体の調和こそが、本来の“愛”の姿なのかもしれません。
 


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