9月の誕生石 サファイア《天空と繋ぐ“神”の石》

9月の誕生石 サファイア《天空と繋ぐ“神”の石》

目次

プロローグ

こんにちは!

今月は9月の誕生石「サファイア」についてご紹介します。

サファイアは世界4大貴石(ダイアモンド・エメラルド・サファイア・ルビー)の1つ。

その美しい青色が宇宙や天空を彷彿させることから、サファイアは最も神聖な場所に近い石で、神の祝福を受けた石として崇められ、古来より多くの人々に親しまれてきました。

サファイアの息を吞むほどの見た目の美しさは言うまでもありませんが、その素晴らしいパワーが現代でも人々を惹きつけ、幸せのおまじないやお守りとして愛されています。

宝石界のトップの座に君臨するダイヤモンドは誰もが知る希少価値の高い宝石ですが、今回ご紹介するサファイアもダイヤモンドと同等の希少価値を誇ります。サファイアの最高級品はダイヤモンドを上回る値がつくほど貴重な宝石です。

宝石界でも価値が高く、そして天空のように広い心を象徴する慈愛に満ちた宝石「サファイア」を詳しくご紹介していきます。

サファイアはこんな人にオススメです!

・冷静に物事を対処したい
・直観や洞察力を磨きたい
・前向きな気持ちになりたい
・大きなチャンスや運命的な出会いのチャンスに巡りあいたい
・仕事運や勝負運を高めたい
・受験や資格試験で成功したい
・自分自身の浄化をしたい
・誠実さや信頼を得たい

9月の誕生石 サファイア

サファイアは9月の誕生石。


青色が特徴的なサファイアは、「神聖」かつ「守護」といった意味合いが強く、高波動なエネルギーを受け取ることができるストーンです。

サファイアの名前の由来と背景

サファイアは「ラテン語のsaphirus(サッピルス)」と「ギリシャ語のsapheiros(サピロス)」から由来し、どちらも「青」を意味しています。
また、1日のうちに様々な青色に変化する空の色を思わせることから「天の宝石」、「空の宝石」と称されることもあります。和名では「蒼玉/青玉(せいぎょく)」と呼ばれ、色に因んだ和名がつけられるほど、青色が印象深い宝石です。

サファイアの歴史

 

サファイアは大昔には特定の石の名前ではなく「青い石」のことを指す言葉で、旧約聖書の時代にはラピスラズリのことを「サファイア」と呼んでいたこともあったそうです。

また古代の人々は、自分たちの住む世界は巨大なサファイアの上にあり、空の青さはサファイアの大地を映した色であると信じられていたともされています。サファイアは天候によって光り方が変わる神秘的なものだと捉えられており、大地のシンボルとしても親しまれていたとは驚きです。


そんなサファイアは、伝統あるイギリス王室でも代々、王冠やティアラなどの宝飾品に多く用いられています。故ダイアナ妃がチャールズ皇太子から贈られた婚約指輪が、サファイアであったことも有名ですね。

その後、ウィリアム王子がプロポーズの際にキャサリン妃に贈った指輪は、なんとあのダイアナ妃が身につけていたサファイアだったそうです。
ロイヤルブルーはイギリス王室の公式カラーとして使用されており、サファイアの深いブルーカラーはロイヤルファミリーを象徴する色なのですね。

サファイアの石言葉

サファイアの石言葉は「慈愛」「誠実」「信頼」「成功」「一途」など。

神聖な力を持つとされるサファイアは、古来より聖職者が身に着けてきた聖なる石で、旧約聖書に何度も登場する宝石です。
キリスト教国では敬虔と純粋、誠実の象徴と言われており、すべてを見透かすかのようなサファイアの慈愛に満ちた深いブルーの輝きは、誠実に人を愛し、貞操を守る効果があるともされています。サファイアには浮気を止めてくれる効果もあるのかもしれません。

サファイアの色の種類

「サファイア」にはブルー、イエロー、オレンジ、ピンク、グリーン、ブラウンと様々な色のバリエーションがあり、どれも天然サファイアです。通常は「ブルーサファイア」を指して、サファイアと呼んでいます。

ブルー以外のサファイアは「ファンシーサファイア」とも呼ばれています。

また、宝石の表面に光を当てると星のような六条の光の線が現れるものは「スターサファイア」と呼ばれ、スリランカやミャンマー、タンザニアなどで産出しますが、極めて希少で高価となっております。

ルビーとサファイアは同じ鉱物

青いサファイアと赤いルビーは一見、違う種類の宝石かと思ってしまいがちですが、実はコランダムという同一の鉱物なのです。

サファイアは微量の鉄とチタンを含むことにより青色に見えます。一方、ルビーは微量のクロムを含むことにより赤色に見えます。どちらも酸化アルミニウムの結晶から成るコランダムという鉱物に属します。
サファイアとルビーは異なる色に発色しますが、同じ鉱物から生まれており、陰陽関係にあるとも言えるでしょう。

赤いコランダムをルビー、青をはじめとする赤以外のコランダムをサファイアと呼びます。サファイアの中にはピンク色に発色するピンクサファイアもあります。

コランダムはモース硬度9とダイヤモンドに次ぐ硬さの鉱物で、宝石界においては、ダイヤモンドに次ぐパワーを持つとも考えられています。

サファイアの作用・効果

 《鎮静効果》

感情や精神の混乱を鎮めて、落ち着きを与えてくれます。
感情的になりやすい人や精神的に波がある人はサファイアをもってみると、安定した心を保てるかもしれません。

《仕事運・勝利運・金運上昇》
サファイアは誠実さや人からの信頼を集めるようにサポートし、また、知性や理性をも高めてくれるため、仕事や勝負関係の場面でプラスに働く効果が高いとされています。直観力や洞察力も高めてくれるので、物事に対して冷静に対処しつつも、チャンスを自分のものにして行けるでしょう。

《恋愛成就・家庭円満》
一途な愛を貫くパワーをもたらし、浮気防止の作用もあるため、幸せな恋愛や結婚、家庭を望む人にはサファイアはオススメです。

サファイアの産地

サファイアの主な産地は、タイ、ミャンマー、スリランカ、インド(カシミール)、ベトナム、マダガスカル、タンザニア、ナイジェリアなど。

インドのカシミール地方産のコーンフラワーサファイアは、ベルベットのような光沢を持ち、ブルーサファイアの中でも最高品質とされています。※写真=コーンフラワー(矢車草)

サファイアに対応しているチャクラ

サファイアは、第5チャクラ・第6チャクラに対応しています。

⇒チャクラについてはこちら

サファイアの浄化/お手入れ方法

浄化・お手入れ法

⇒浄化・お手入れ方法はこちら

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サファイアは硬度が9のため、頑丈で傷つきにくいストーンです。
サファイアは透明度が高く汚れが目立ちやすい石のため、サファイアのアクセサリーや宝石は、こまめに汗や皮脂を柔らかい布で優しく拭き取りましょう。
また紫外線に弱く、直射日光に長時間当てるのも変色の恐れがあり、湿気が強い場所では劣化が早まるので保管する場所には気を付けましょう。

⇒浄化・お手入れ方法はこちら

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鉱物データ

英名   Sapphire(Corundum)
和名   蒼玉、青玉(せいぎょく)  鉱物名はコランダム
分類   酸化鉱物
化学式   Al2O3
 ブルー、イエロー、オレンジ、ピンク、グリーン、ブラウン
モース硬度   9
石言葉   慈愛、誠実、信頼、成功、一途など
主な産地   タイ、ミャンマー、スリランカ、インド(カシミール)、ベトナム、マダガスカル、タンザニア、ナイジェリアなど

エピローグ

 9月の誕生石、サファイアはいかがでしたでしょうか?

夏の暑さから一転して、9月は秋になり気候も落ち着くタイミングでもあるので、神秘的でかつ高波動なサファイアを身に着けることで、気持ちも安定して思考もクリアにできるでしょう。

また負のエネルギーからも保護するパワーも高いので、自身の中の不純物を洗い流したい時におすすめです。

仕事運・勝負運においては、周囲に流されることなくチャンスを引き寄せるパワーを授けてくれるため、これから積極的に目標に向かって邁進して行きたい人には、力強いサポートとなります。

9月の誕生石・天空と大地を繋ぐ“サファイア”は、ぶれずに自分本来の道を直実に歩んで行くための良きパートナーとなってくれることでしょう。

秋の澄んだ夜空を眺めながら、未来の構想を思い描いてみるのもロマンチックですね。

次回の誕生石は、10月・トルマリンです!お楽しみに!

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誕生石一覧表 

1月

ガーネット

2月

アメジスト クリソベリル・キャッツ・アイ

3月

アクアマリン サンゴ ブラッドストーン アイオライト

4月

ダイヤモンド 水晶 モルガナイト

5月

エメラルド ジェイダイト(ヒスイ)

6月

真珠(淡水パール)  ムーンストーン アレキサンドライト

7月

ルビー スフェーン

8月

ペリドット サードオニックス スピネル

9月

サファイア クンツァイト

10月

オパール トルマリン

11月

トパーズ シトリン

12月

トルコ石(ターコイズ) ラピスラズリ タンザナイト ジルコン

一般社団法人日本ジュエリー協会によって2021年12月20日に誕生石の改訂が行われたため、新しい石が各誕生石に加わっています。月によっては複数の誕生石が存在する月もあります。全種類を集めてみても良いですし、感性に従ってご自身に合いそうな石だけを揃えてみても良いでしょう。

誕生石は生涯を通じてご自分と縁があり、守護してくれる宝石です。一度ご自身の誕生石が象徴する意味をチェックしてみて、お守りとして身に着けてみてはいかがでしょうか。

石のパワーや働きは古来より伝承される「いわれ」であり、その効果を100%保証できるものではありません。
石に力を貸して貰いながら、自分自身が「こうなりたい」と強く思う「意志」が希望を引き寄せる大きな力となります。 大切なのは「石」と自分の「意志」とのコラボレーションであると考えます。
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